皆さんお疲れさまです。そろそろ師走突入ですね……
私は今週に大変なdutyが積み重なっておりいま逃避がわりにブログを書いています
業務連絡のようなあれなのですが、@_r_u_m_uのTwitterアカウントを非公開(鍵アカウント)にしました。フォロー・フォロワー外の不明な鍵アカウントから昨晩反復するリツイートがあり、「いいね」ならともかく、リツイートをしているということは何かコメントを添えたり人に見せたりする目的なのかな?というのと、それをこんな辺鄙なアカウントの内容についてするということは普通無いので何かunusualな意図がありそうだなと感じてあまり気持ちのいいものではなかったので、そもそも誰でもリツイートをできる状態にはしないでおこうと思い鍵をかけました。
もともと公開アカウントにしていたのは、ご新規のつながりができたらよいなあという気持ちの上で一見さんにとってこの人が何をしている人なのかわからない状態だと明らかに不審だよなあと思って開けていたのですが…… 今お話できたりリアクションを送り合ったり、一緒にゲームをしているひとたちの小規模なコミュニティはすでに大変居心地がよく、今のやりとりの形よりさらに新しく・大きくなりすぎる必要はないのかもなあとも思い、しばらくは鍵アカウントで運用しようかとも悩み中です…
でもフォロー申請はお気軽にどうぞ! フォロワーじゃないひと数人はこのままだと私のツイート見えませんしね……
(でも該当の非公開さんは通せないかもしれませんが)
今日はSTAFFcircという音楽集団についてお話します。
STAFFcirc
STAFFcircは誰によっていつ設立されたのかよくわかりませんでした。(無能のアフィリエイトブログ?) 情報がパブリックにないです
IiIypad (最初3文字はすべて i )というチップチューン専門の音楽集団とリーダーが同じなようなのですが、それくらいしかわかりません。
前の記事でも紹介したのですが、STAFFcircの最初の活動はUbiktuneのリリースの一作として始まりました。
ちなみに彼らのサウンドクラウド・プロフィールは何らかのバグで編集できなくなってしまい、「hey lol」とだけ書かれた状態で未来永劫このままになってしまったそうです。
そんなことある?
STAFFcircの作風は、チップチューンやコンピューターミュージック(レトロで制約のある時代の様子を生かしたもの)を中心の領域として、より現代音楽的なジャズ、フュージョン、Vaporwave/Synthwave(の思想)、他の電子音楽の技法を取り入れ、より前衛的で実験的でありつつも、なお親しみの持てるスタイル、というところを目指しているように思います。
彼らの作品はもっぱら『STAFFcirc vol.●●』というタイトルのコンピレーション・アルバムとして現れます。おそらくDiscordサーバーか何かでUbiktuneやSTAFFcirc中心のひとたちが連絡を取り合っており、時期が合ったひとたちが企画に集まって曲を作ってたのしいね、ワッハッハ、とやっているように思います。
クローズな雰囲気ではなく、新規の音楽作者も募集しているようです。
アルバムは12枚今の所発表されています。ということは全部紹介しても間に合いますね!やった~(は?)
前の記事でも紹介しました、STAFFcirc勃興のアルバムです。
特にお気に入りの曲は『Jayster – A Toad’s Enlightment』です。
Jayster_氏は8bitチップチューンと昔のキーボード付属音源のような少しチープな味わいのある各種楽器の音を組み合わせて楽曲を作っている方なのですが、東洋のゲーム音楽に影響を受けているようにみられ、その歌い上げるようなメロディ・コントロールは圧巻です。
氏の名曲のなかでも特にお気に入りなのは『Foreign Grove』や『Sunrise To Sunset』です。自分にとってはずっと心のそばにいてほしいと願う大事な歌のひとつになっています。
おそらく BOMB がテーマになったVol.2です。音楽的モチーフを一部共有するレギュレーションもあったように見えます。前作より陽気な曲が多い
お気に入りは『Zackery Wilson – Artificial Intelligence Bomb (Zackery Wilson Remix)』です。説明不要!
他にはTony Thai, bryface, nelward, Vince Kaichan, sylcmykの投稿たちがお気に入りです。
ガラクタ的でどこか超常的な作品が集まりました。参加者同士で互いに制作のテーマを指定して、楽曲を作りあったそうです。
⇔とか⇕とか、どういうことなんかなあ
圧倒的に好きな作品は『nelward – Toy World』です。
スーファミ・64世代に子供だったゲーマーたちの心をフワフワと包む雲のような望郷の香りがします。
STAFFcirc全作品のなかでもトップクラスに好きな傑作です。
⇔ と同様に超常ゾーンになっています toby foxさんも参戦しました。
お気に入り
『tobyfox – Sunset Slopes』★ 味わい深い 新雪の朝の公園が見える
『Zackery Wilson – Shampoo Is Better』Zackery Wilson Is Better…
『Cryptovolans – Pillow Lava』テクニカルなのに柔らかい優しさもある ときどき熱い
『Tancla – Metamorphosis』美しい… おそらく単一の旋律モチーフ・音色を変化させている
『Jayster – Stable Nerves』Jaysterだなあ 爽やかでポップでかっこいい
宇宙はニコライ・カプースチンのジャズ・クラシック・ピアノピースを知らなければいけない。そういうふうに星は並んでいる
ロシアの現代ピアノ作曲家のニコライ・カプースチン(大好きだよ~~)のOp.40 (8つの演奏会用エチュード) のチップチューンカバー集です。
Op.40はマジのガチのバチバチの名曲集なので知らなかったらあなたは知らなければいけない。私も小さい頃にピアノの発表会でNo.3のToccatinaとNo.8のFinaleを演奏しました クッソ難しい でもクッッッッソかっこいいんだわ
お気に入り: No.1 カービィSDX, No.2, No.3, No.6(むじゃきでかわいい)
おもちゃ箱ひっくり返しちゃった: No.5 狂ってるけど大好き
なんか思ったより紹介の量が多い(バカなのかお前は?)
生暖かく・生冷たい・しかし死んではおらず物語が進みお前を知らないところに連れていく7曲が揃っています
お気に入りは『Tancla – untitled_2』です。全部好きなんですけどね
『Emelia K. – Freusana』もmentionしたい
IiIypadのリリース(bitpuritansのリリース?)『[III-000] 2A03 Puritans』の5周年お祝いのアルバムだそうですが、私はDiscordサーバーの蚊帳の外ですし、彼らのツイッターを見ているわけではないもので、詳細を知りません(マジでなんなんだ)
名盤のお祝い?でもここはSTAFFcirc 狂った前衛チップチューン大集合の回です。
好みも分かれそうではあるが…
特に好き:
『Razerek – Sky Temple』どこかlovelyな夢遊病
『petet – Coastal Salacot Drift』モチーフの取り回しがとても素敵
『gotoandplay – ex nihilo』”just for a day, just for a nothing”
『Chimeratio – Fleeing The Beast of Nothingness (Please…Dont Delete Me!)』
前衛だけどお茶目でキャラクター性があって好き
Vol. 6の2編のテーマはみなさんお使いのOS Windowsです。Windowsを使ってない方はわからないかもしれませんが、昔のWindowsは起動時に短いジングル音楽が流れました。そのジングルミュージックや、昔のWindowsに付属されていた謎のMIDIファイル(PASSPORT.MIDなど)たちをモチーフにしたのがVol.6.0です。
Vaporwaveの流れが好きな人は聴いてくださいね
全曲 大好き なので言及に困りましたが…
『Tony Thai – Windows 2000 Opening Theme』は2000の思い出をすばらしい方法で再び彩ってくれるのでひとつ選ぶとしたら、これ、になります。本当に素敵。
『aivi & surasshu – Un-Americana』も大好きです。美しいリフレイン……
Windows XPくらいまでの時代にはずっとWindowsになぜか付属されていたいくつかのMIDIのなかで一番有名であろうのがこの『ONESTOP.MID』です。
ONESTOP.MIDの出典を調査したGigazineの記事はこちらになります。
それではこのアルバムではONESTOP.MIDがモチーフになるという話でした。(日本語破綻)
特にお気に入りなのはそのままド直球にブラッシュアップ方式でカバーした……かと思いきや思い切り狂ったり狂わなかったりやっぱり狂ったりする『Cryptovolans – Multiple Stops』です。
Multipleに止まらないでくれ 1回でいいから
その他、kfaraday, petet, Chimeratioのお三方の投稿もテクニカルでおもしろかったです
ほかもみんな好きよ
曲を送った人は半ば誰でも収録するよ!という公募形式のフリーアルバムです。使っている音の制限によってA,B,Cとグループを分けた模様。
好き おもしろい…:『A4. petet – Assault on the Frog Forge』
三拍子チップチューンが祭囃しや電子Gabba、Trapの影響を通りながらモチーフを丁寧に生かしつつ楽曲として素敵に成形されています。
『A8. Tancla – Cowbell Song』カウベル一本で戦ってる曲 音の置き方がとても内省的で精神的に好きです
『B4. Emelia K. – 何処潜り者の風歌 ft. 闇音レンリ』
UTAUを起用したボーカルありの8bit Chiptune楽曲
アルペジオによるはらはらきらきらとしたコードの響きの上に乗る、矩形波とUTAUの霞がかったテクスチャーの重なり合いが奇跡的に綺麗でこういう音楽の可能性もあるんだと思い知らされました。
Emelia K.さんはサブカルとアンビエントの影響から再解釈したこのような素敵なシンセミュージックをたくさん作っているので、ぜひ知ってから帰ってください。
今度のSTAFFcircは~~~~???????
非十二平均律~~~~!!!!!!
????? ?????????
???-?????
は?
ピアノの鍵盤をご覧ください
ドレミファソラシドが並んでいて、黒鍵が5つずつありますね
そのドレミファの調律はやめて、違う調律で音楽を作ったそうなので聴いてみましょう。
(どうしてここまで来たの?)
NON-12TETな電子音楽の達人 Sevish も招かれています。
どの曲を好きになれるかどうかは個人差があると思うので薦めづらいですが、
私のお気に入りを一曲選ぶなら『petet – Edge of Broken Infinity』です。
一聴して美しさに打ちのめされました。2:55から始まるメインテーマが本当に美しい……
そして最後は通常の調律では絶対に見ない奇妙なスケールの間でどんどん転調を繰り返し、私たちのまったく知らない地からやってくる光をきらきらと見せたかと思えば、またもとの地にふと帰ってきて静かに冷たさを取り戻して終わっていくのがとても素敵で大好きです。
「壊れた無限の縁」というタイトルにまさしくぴったりの天衣無縫の不思議な表情を見せてくれる楽曲です。
前の非十二平均律アルバムの続編です。
なんかトラックナンバー22の曲が3つあるし、トラックナンバー “15 53″(せめてどっちかにしなさい)とか “11ed5/4 22″(数字以外が混ざっちゃってるし、お前も22がいいのかよ)とかあります
そこは大喜利会場じゃないよ涙
※追記:平均律のステップ数です
好き:
『petet – bosquet lunaire』petet、美の神なんか?
『aji – C₂×C₂×C₂×C₃』酔っ払った中東の音楽かなと思えばめっちゃカッコいい独創的な一品!
『Chimeratio II – Once upon a Time I Have Never Eaten a Blue Fish』実験的だけどナイストライ とても聴いてて楽しかった
『acreil – newdrum7』ぼーっと聴いてると、なんか、見える(大丈夫か?)
・STAFFcircを聴いてくれたらうれしいよ
・しばらくか恒久的かわかんないけどツイッターいま鍵かかってるのでなんかあったら気軽にフォロー申請してくださいね
・コメントなど今まで通りまたみなさんお待ちしています。
好きなものをみたりきいたり遊んだりして元気に過ごしていきましょう!
そして私はdutyに戻らなくてはならず、大粒の涙
記事書いてから気づいたんですけど、Terra Octavaのトラックナンバー風に各位が付けてる数字は平均律のステップ数なんですね…… Luna Octavaもそうかも。 0になってるやつはそもそも音律関係ない曲だったり、1の曲はラの音しか鳴らなかったり、12の曲は日常的な響きがしたり(つまり普通の12平均律)。